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  • トライアンフのバイクの特徴や歴史

    トライアンフの歴史

    一瞬渋い印象を与えますが、日本で根強い人気をもっているのがトライアンフのバイクです。
    トライアンフ(Triumph)は1887年に自転車の生産販売を行う会社「トライアンフ・サイクル」として誕生しました。

    1902年には、「オートバイナンバー1」の開発に成功しています。
    1906年には社名を「トライアンフ・エンジニアリング」に変更し、本格的にオートバイの生産に乗り出します。
    第一次世界大戦では「モデルH」が軍用車として採用されるなど、トライアンフの評価は高まっていきます。

    以後、紆余曲折を繰り返しながらトライアンフは様々な人気モデルを発表します。
    現在では、アーバンスポーツやクルーザータイプが同社の主力商品となっています。

    トライアンフの人気バイク

    ドゥカティのような派手さはありませんが、伝統に基づいた気品のあるオートバイ作りでは定評があるのがトライアンフです。
    中でも人気があるのは、トライアンフの長い歴史の中でも特に有名な「ボンネビル」を再構築したネオレトロスポーツ「ボンネビルT120」です。

    総排気量1197cc、クラシカルな外観と他のライダーからも一目置かれるのがボンネビルT120です。

    同じボンネビルシリーズでも、アメリカンタイプとして人気を集めているのが「ボンネビル スピードマスター」です。
    リラックスした乗車姿勢を演出できるボンネビル スピードマスターは、英国クラシックカスタムの代名詞ともいえる傑作です。

    長年軍用車を生産してきただけあって、トライアンフには実用的でしかもミリタリーを彷彿とさせるデザインのオートバイが何台もあります。
    その中でも特におすすめなのは「ストリートスクランブラー」です。

    スクランブラーシリーズはオフロード対応のクラシカルモデルといった印象が強く、特にストリートスクランブラーは映画「大脱走」に登場したオートバイとしてあまりにも有名です。
    新車販売価格も125万5000円と性能やステータスのわりには高くありませんから、映画ファンの人なら頑張って手に入れるのもいいかもしれません。

    モンスタークルーザー「ロケットⅢ」

    モンスタークルーザー「ロケットⅢ」の現行モデルとして登場したのが、「ロケットⅢロードスター」です。
    総排気量は2294ccで、これは市販のニ輪車では史上最大の排気量です。

    1気筒当たり800ccに迫る3気筒が並んだ様子は、圧巻としか言いようがありません。
    オートバイにこれほどの排気量が必要かどうかという議論はともかくとして、世界中のライダーの憧れの的であることは確かです。

    車両重量は334kgありますから、それなりに体力をつけてから購入した方が良さそうです。
    ちなみにお値段は250万円〜と、意外と控えめです。

  • ベスパのバイクの特徴や歴史

    ベスパといえばスクーターの代名詞

    「ベスパ(Vespa)」といえば、ひと頃まではスクーターの代名詞といった感がありました。
    ベスパというのは製品名で、ベスパを生産しているのはイタリアのオートバイ・自動車メーカー「ピアジオ」です。

    ベスパというのはイタリア語で「スズメバチ」のことですが、文字どおり、スズメバチを連想させる形状のスクーターが生産されたのは1946年4月のことです。

    その後、1949年にはアルミニウムホイールを用いたレース用シャシー「Vespa 125cc Corsa」が誕生しました。
    1950年にはVespa 125cc Corsaは数多くのレースに出場し、ボローニャ選手権やペルージャサーキットで優勝しています。

    この後もピアッジオはベスパを生産し続け、2015年にはピアッジオ130周年とGiorgio Armani40周年を記念して特別コラボモデル「Vespa 946 Armani」が誕生しました。

    レトロな感じが可愛いベスパは、日本でも未だに愛され続けています。
    価格の方はそれほどお手頃というわけではありませんが、それでも40万円以下で手に入るモデルがたくさんあります。

    ベスパの人気モデル

    ベスパの数ある製品の中でも、長い間人気モデルだった「Vespa LX」を復活させたのが「LX125 I-GET」です。
    カラーはイノチェンツァホワイト、アビオブルー、エネルジアブルーの上品な3色で、排気ガス規制ユーロ3をクリアした新型Ijetエンジンが搭載されています。

    見るからにベスパとわかるデザインはスクーターの定番とも言っていいほどで、女性が乗り回すにも最適のデザインです。
    メーカー希望小売価格も396,000円とリーズナブルですから、スクーターを買い換える予定の人はLX125 I-GETを第一候補に挙げておくのも一案です。

    なお、2019年8月までのLX125 I-GETにはドラゴンロッソやライムイエロー、モンテホワイトなどのビビットな色が揃っていますので、中古を探してみるのもおすすめかもしれません。
    非常にコスパの良いモデルです。

    スクーターでも少しランクの高いものを探しているのであれば、「Primavera S150ABS」もおすすめです。
    人気の高いPrimaveraシリーズの中でも最上位機種にあたるS150ABSは、16.6Lのヘルメットインスペースを搭載するなど実用性にも優れています。

    カラーの方もエレガンツァベージュやバルカンブラックなど、いかにもヨーロッパらしい洗練されたバリエーションが揃っているのが特徴です。
    プロフォンドレッドのマットな赤も新鮮な印象を与えてくれます。

    ウォーターフロントを散歩するのにも最適な一台といえましょう。
    お値段は50万6000円(税込)です。

  • ドゥカティのバイクの特徴や歴史

    ドゥカティの歴史

    ドゥカティといえば、イタリアのオートバイメーカーとして有名です。

    ドゥカティはボローニャを拠点とする名家で、古くから電気や水力学の分野に貢献してきました。
    中でもアドリアーノ・カヴァリエーリ・ドゥカティは放送事業や無線通信に深い興味を示し、兄弟とともに「ソチェタ・シェンティーフィカ・ラディオ・ドゥカーティ」を設立します。

    1926年にはこれを「ソチェタ・シェンティーフィカ・ラディオ・ブレヴェッティ・ドゥカーティ」と改名し、これが現在のドゥカティの始まりとなります。
    最初は電子部品を生産していたドゥカティですが、第二次世界大戦戦後の1946年から原動機付自転車のエンジンの生産に着手します。

    その後100ccグラン・スポルト・レーサー「マリアンナ」が設計され、オートバイ部門が正式に設立されるようになります。
    1956年には早くも世界グランプリに参戦しています。
    2003年にはロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦して優秀な成績をあげるなど、トップクラスのオートバイメーカーとしての地位をゆるぎないものにしました。

    2012年にはアウディに買収されることによって、フォルクスワーゲングループの一員となっています。

    ドゥカティの人気バイク

    ドゥカティは最初からオートバイのエンジン製作を手掛けてきただけあって、マシンの性能の良さはお墨付きです。
    その分お値段が高いことも確かですが、バイクが好きでたまらないというのであれば一度は乗ってみたいのがドゥカティのバイクです。

    ドゥカティからは数々の人気シリーズが発売されていますが、その中でも特に垂涎の的なのが「パニガーレ」シリーズです。
    スーパースポーツのフラッグシップともいえる「パニガーレV4」には、「デスモセディチ・ストラダーレ」と呼ばれるエンジンが搭載されています。

    このデスモセディチ・ストラダーレはMotoGPで駆使されている技術を使ったレプリカエンジンですから、レース好きの人なら一度は乗ってみたいと思うはずです。
    総排気量は1103cc、新車販売価格は263万円9000円〜455万円となっています。

    もうひとつのパニガーレ「1299パニガーレ」は、205馬力のフラッグシップモデルです。
    洗練されたコケティッシュなデザインはいかにもイタリアメーカーという感じがします。

    販売価格が162万9000円と、ドゥカティにしてはお手頃なのが「スーパースポーツ/S」です。
    もっと予算があるという人は、思い切って「999R」を選択するのも悪くありません。
    価格は393万7500円もしますが、見るからにイタリアの高級モデルを感じさせる車体は他の追随を許しません。

    この他に、モンスターシリーズも人気があります。

  • KTMのバイクの特徴や歴史

    KTMはどんなメーカー?

    KTMというと日本では比較的知名度が低いバイクのメーカーですが、ヨーロッパではBMWを追い越して売上第一位を誇る人気メーカーとして知られています。
    オーストリアに本社を置くKTMは1934年に設立されました。

    「KTM」という社名は、日本では「カ・テ・エム」と呼ばれています。
    Kは「Kraftfahrzeug(自動車という意味のドイツ語)」、Tは創業者「Trunkenpolz」、そしてMは本社がある「Mattighofen」のそれぞれ頭文字となっています。

    KTMはオフロード車を得意としており、ダカールラリーなどで活躍しています。
    日本で需要の多いオンロード車に関しても2003年頃から力を入れ始め、オンロードスポーツネイキッドのDUKEシリーズなどで好評を博しています。

    ステータスのあるバイクが欲しいけれど、他の人とはちょっと違うバイクに乗って自慢したいという人には最適のメーカーです。

    KTMの人気モデル

    人気の高いDUKEシリーズの中でも、最高峰と言えるのが「1290 スーパーデュークR」です。
    大排気量1301ccのVツインエンジンを搭載している1290 スーパーデュークRは、新車販売価格が199万円とちょっとお高めですが、乗りこなせる自信のある人にはおすすめです。

    同じDUKEシリーズの中でも入手しやすいのは「790 デューク」です。
    KTM市販車初のパラレルツインを搭載した790 デュークは、総排気量が799ccにもかかわらず軽量コンパクトな仕上がりになっているのが特徴です。
    販売価格も112万9000円と、まあまあ手の届く価格帯となっています。

    DUKEシリーズと並んで人気の高いアドベンチャーシリーズは、オフロードが好きな人ならぜひ一台手に入れたいモデルが何台かあるのが特徴です。
    その中でも、KTMトラベルエンデューロのフラッグシップモデルともいえる「1290 スーパーアドベンチャーR」は超ハイパワーエンジンを搭載しており、2015年に市場に登場して以来快調な売り上げを誇っています。

    50万円台のお手頃なバイクも目白押し

    KTMのバイクの中にも、50万円程度で買えるモデルがけっこうあります。
    その中で特におすすめなのはスーパースポーツタイプの「RC390/250/125」です。

    排気量390で65万円、250で59万円、そして125で53万円ですから、他のバイクを買うよりはこのモデルを選んだ方が性能的にもデザイン的にもはるかにお得感があります。
    お値段はリーズナブルですが、本格的なサーキット走行にも耐える作りになっています。

    DUKEシリーズからも50万円台で買えるモデルが出ていますので、普通免許でKTMを楽しみたい人はこちらもおすすめです。

  • BMWのバイクの特徴や歴史

    高級輸入車のイメージが強いBMW

    BMWといえば多くの人が高級輸入車メーカーというイメージを持っています。
    輸入車に興味がない人でも一度は乗ってみたいとあこがれを持つことも多いです。
    見た目の美しさはもちろん、機能性にも優れているため長く多くのファンを世界中で集めています。

    しかし、BMWといえばバイクの製造もおこなっており、実はバイクの方が自動車よりも歴史が長いです。
    長くバイクを製造しているだけでなく、バイク自体にも魅力が詰まっておりバイクに乗っている人たちにとってはとても優秀なバイクメーカーという認識がされています。

    BMWの歴史

    BMWは第一次世界大戦後の規制を受けて航空機向けのエンジンを製造していたノウハウを用いて二輪車の製造を始めます。
    これがBMWのオートバイ製造が始まったきっかけです。
    こういった歴史があるためにBMWのバイクの魅力はエンジンにあるのです。

    通常のエンジンと違い、BMWのバイクはシリンダーが左右から飛び出している特徴があります。
    これは左右のシリンダーが連動して動くことによって振動を抑えることができる点で優れています。
    エンジン位置が低いことで低重心化がされており安定性も高いです。

    価格に見合う価値のあるBMW

    BMWといえば高級車のイメージがあります。
    もちろん、2輪車においても高級であり、新車の場合にはエントリーモデルであっても100万円はこえるといわれています。
    中古車であっても相場としては40万円前後です。

    もちろん、ただ高いだけではありません。
    それだけ多くの魅力がありますし、たくさんのライダーにとってはそれだけの金額を支払っても購入する価値のあるバイクだと思われています。

    バイクに乗るとシートの安定性の高さに驚きますし、居住性がとても素晴らしいです。
    長く走っても疲れにくいバイクとしても知られています。

    また、重厚で高級感のある外装やデザインもとても人気です。
    先進的なデザインであり、国内メーカーではなかなか目にしないようなデザインですし、BMWだからこその世界観が実現されています。

    クラシカルなレトロモダンなデザインのバイクはもちろんのこと、先進的なデザインのバイクもあり多くの人にとって好みの1台が見つけられるバイクメーカーです。
    もちろん、カスタマイズをして楽しむこともでき、世界に一つだけの自分だけのオリジナルエッセンスを詰め込んだBMWを作り出すこともできます。

    走行性も高く、他のバイクでは味わえない走りがあります。
    見た目も走行性もとても実力が高く、価格に見合った価値を十分に見出すことのできるバイクです。
    だからこそBMWのバイクは長く多くのファンを獲得していますし、誰もが一度は乗ってみたいとあこがれるバイクでもあるのです。

  • プジョーのバイクの特徴や歴史

    バイクも製造しているプジョー

    プジョーはフランスの自動車メーカーです。
    ライオンのエンブレムが印象的であり多くの人に知られています。

    日本ではプジョーはドイツの車ほど多くは見かけないですが、フランスの車にも魅力はあります。
    有名ではあるものの、まだまだ乗っている人も多いとはいえないですしディーラーも多くは無いからこそあえてプジョーを選ぶという人も多いです。

    プジョーといえば高級感のある自動車が有名ですが、実はバイクの製造もしています。
    バイク製造での歴史も長く1899年にモーターサイクルの発売を開始し、二輪での世界最速記録を樹立したり耐久レースで優勝をしたりという実績も残しておりバイクの製造でも定評があるのです。

    バイクの製造の中でも特に1953年から製造を始めているスクーターは注目を集めています。
    これから125㏄の免許がかなりの短時間で取得できるようになるということで今後よりニーズが拡大すると考えられており、125㏄のプジョーで人気のモデルDJANGO(ジャンゴ)は特に注目されている1台です。

    DJANGOの特徴

    プジョーのDJANGOといえばレトロな印象もありつつ先進的な雰囲気も持つネオレトロなシックなデザインが人気です。
    もともとプジョーで最初に誕生したスクーターであるS55は四輪のプジョーを思わせるようなデザインでした。
    そのようなデザインを踏襲しつつ誕生したのがDJANGOです。

    ン丸みがある曲線を基調としている車体は125㏄にしては大柄でありマットブラックの車体は同クラスの中ではなかなか見られない上質感が漂っています。
    スクーターはどうしても未塗装の樹脂カバーが多く使われていることでチープな印象が出てきてしまいますが、DJANGOはいたるところにペイントが施されており、ところどこにあるメッキパーツがアクセントとなり上質感を演出しているのです。

    特にホイールは秀逸で前輪のセンサーもデザインの一部として組み込まれていますし、後輪はクロームカバーにライオンのマークが施されておりこのような凝った作りはフランスらしさを感じさせます。
    全体的にどこを見ても上品なつくりであり、フロント周りの収納スペースは上品さを持つだけでなく、機能性も高いです。
    スマートフォンを置くことのできるホルダーやUSBに変換をすれば充電もできるようになっています。
    給油口もおしゃれで可愛くどこを見ても素敵だと感じることができ、なおかつ機能的で使い勝手も文句なしです。

    125㏄エンジンとしては十分の加速力を持っており、街乗りは十分快適に走り抜けることができます。
    ABSがついているので安心して運転することができ、スクーター初心者でも安心です。
    排気音も歯切れがよく穏やかでフランスを軽快に走っているような気持ちを味わうことのできるスクーターです。

  • ハーレーダビッドソンのバイクの特徴や歴史

    誰もが一度は聞いたことのある有名メーカー、ハーレーダビッドソン

    ハーレーダビッドソンといえばバイクに乗らない人でも知っている有名メーカーです。
    アメリカ生まれの伝統あるモーターサイクルメーカーであり、多くの映画にもハーレーのバイクは登場しています。

    ハーレーダビッドソンの正式名称はハーレーダビッドソンモーターカンパニーであり、創業は110年を超える歴史のあるメーカーです。
    1903年にアメリカ中部にあるウィスコンシン州の小さな町にあるハーレーとダビットソンという2人の若者が自転車用バイクエンジンを手掛けたことがはじまりであり、その後モーターサイクルメーカーとして成長を遂げていきます。

    ハーレーダビッドソンの人気バイク

    ハーレーダビッドソンのモデルラインナップは現在31種類にも及びます。
    すべて「ファミリー」というカテゴライズがされているのが特徴です。

    「キング・オブ・モーターサイクル」とも呼ばれているのがツーリングファミリーです。
    ウルトラと呼ばれるハーレーダビッドソンの最上級モデルも、排気量1689㏄、重量400キロという大きなモデルが並ぶクラスであり、ハーレーらしいバイクが多く並びます。

    大型のクルーザータイプが特徴的なハーレーの印象とは少し違いスポーツライドが楽しめるようにと開発されたのがスポーツスターファミリーのシリーズです。
    日本人のように外国人と比べて小柄な人でも運転しやすく体型に合うということで日本ではとても人気があります。
    エンジンも883ccと1201㏄であり他のモデルとは少し違うエヴォリューションエンジンが搭載されている点も特徴です。

    ハーレーダビッドソンの魅力

    ハーレーダビッドソンが多くの人に愛されるのにはいくつかの理由があります。
    まずはハーレーの最大の特徴ともいえるトルクを重視した大排気量空冷V型ツインエンジンを搭載している点です。
    このエンジンが搭載されていることにより、ハーレーらしい独特のエンジン音が生まれますし、鼓動感やゆったりとした車体特性を実現していますし走行性もとても高く仕上がっています。

    バイクが好きという人は誰もが一度はハーレーに乗ってみたいと考えます。
    これは見た目のかっこよさは排気量の大きさはもちろんですが、やはりエンジンの優秀さも理由の一つです。

    他のバイクでは実現できないようなエンジンの動きと音はとても魅力的であり、一度は自分の手で足でその動きを実感してみたいと思います。
    ただ大きい、重たい、だけでなく走行性も優秀であり、一度乗ってみればその価格も納得ができます。
    アメリカのハーレーが持つ独特なスタイルは多くのバイクに影響を与えており、今もなお他にはない特徴的なデザインと走行性で多くの人を魅了しています。

  • スネークモータースのバイクの特徴や歴史

    知る人ぞ知る、スネークモータース

    スネークモータースは知る人ぞ知るバイクメーカーです。
    もともとは所ジョージがプロデュースしている「世田谷ベース」から誕生した仮想会社であり、その製品を市販化したオートバイのブランドという他のバイクメーカーとは少し違う成り立ちをしています。

    他のバイクメーカーとは成り立ちが全く違うので遊び心が満載なバイクが特徴的です。
    その中でも好評であり人気を集めるモデルがK-16であり、現在のスタンダードモデルと位置付けられています。

    K-16スポーツの特徴

    K-16ぢりーずは1920年代から30年代のオールドハーレーを思わせるようなクラシカルな外観のとても特徴的なモデルです。
    排気量は50㏄と125㏄があり、気軽に乗ることができます。

    特徴的なデザインの外観はロングタンクは優雅な曲線を描いていたり、本革のサドルシートや砲弾型のヘッドライトを搭載していたりとかなり細部までこだわっています。
    ノスタルジックなデザインは他ではなかなか見られないものであり、9割以上のパーツをオリジナルで製作しているからこそ作ることのできるバイクです。

    中でも特に注目したいのがハードテールとも呼ばれているリジットフレームの部分です。
    ここはサスペンションやスイングアームがなく、後輪がフレームにそのままマウントしている構造をしています。
    こうすることによりクッションがないのでダイレクトな動きを感じることができるのが特徴です。

    K-16はこだわりぬいて作られていますが、企画やデザインは国内で、製造は海外で行い最終的な組み立てや調整は国内で行うというこだわりと持っています。
    こうすることによりコストをできるだけ抑えつつクオリティの高い製品を作ることを実現しているのです。
    単なるカスタムバイク、というよりも格段に高い次元での完成度のバイクに仕上がっています。

    K-16の走行性

    K-16といえば多くの人が見た目のデザイン性の高さに目が行きます。
    しかし、走行性についても優秀です。

    小排気量のバイクは最近どんどん優秀なものが増えていますが、その中でもK-16は特に優秀と評判です。
    エンジン始動はキック式ですが寒い時期でもスロットルを占めてキックアームをければしっかりとエンジンが始動します。
    最近のバイクには珍しいスタイルですが、エンジンをかけてガスのニオイがしてくるのは新鮮に感じますし、少し年配の世代にとっては懐かしさを感じるものです。

    車体が軽いのでスタートダッシュもかなり掛かります。
    低速には粘りがあり排気量の割には一つのギアで十分幅広い走りができます。
    見た目に反して普通に街を乗る分には困らないですし乗り心地も十分で趣味の走りを楽しむには最高の1台といえるバイクです。

  • ホンダのバイクの特徴や歴史

    ホンダのバイクの特徴や歴史

    世界一のバイクメーカーとしての長い歴史

    ホンダといえば、世界で最も高いシェアを誇るバイクメーカーです。
    日本国内だけでなく海外でも高い評価を得ており、自動二輪車を使用している人でホンダのバイクを知らないという人はいないでしょう。

    ホンダという社名は、言うまでもなく創業者である本田宗一郎の名前から来ています。

    本田宗一郎は静岡県の天竜川のそばに生まれており、4~5歳の頃から既に家業であった鍛冶屋を手伝っていました。

    実家がのちに自転車屋となったことで本田宗一郎も二輪車に強い興味を持つようになり、同時に当時急激に開発が進んでいた自動車の製造にも関わりたいという気持ちを持つようになります。

    そこで15歳になった時に東京に出て、自動車修理工場であったアート商会という会社に就職しました。
    就職といっても当時は丁稚奉公という習慣によるものだったのですが、そこで修理の基本を体得することにより、エンジン開発を独力でできる力を身に着けます。

    当時自動車は富裕層だけが購入する贅沢品だったのですが、アート商会ではレースに参戦をするマシン製造を行っており、本田宗一郎もそのメカニックだけでなく実際に自分自身でレースに参加をするようになっていったのです。

    その時の実績からアート商会の支店を開業することを許され、再び故郷に戻って「東京アート商会浜松支店」を作りました。

    本格的な自社製品製造は戦後になってから

    そんな若くして実績を作り続けた本田宗一郎ですが、意外にも本格的なオリジナル製品の開発は戦後になってからです。

    戦前より自動車部品の研究や開発をしていたものの、資金が尽きてしまってトヨタに買収をされてしまったり、ヤマハからの嘱託を受けてプロペラ製造を行ったりという経験をしています。

    終戦後の1946年にようやく「本田技術研究所」を浜松市に作るようになり、そこで軍用無線エンジンを応用した自転車用のエンジンを開発しました。

    記念すべきホンダのバイクエンジン1号機は「ホンダA型50ccエンジン」です。
    このA型はのちの研究によりB型、C型と進化していくことになります。

    もともとは車体本体とエンジンを別々に作ってそれを組み立てるという方式で製造をしていましたが、やがて全てを自社工場でできるように体勢を整えました。

    エンジンがD型に進化したところで、念願のレース優勝を果たすことに成功します。
    この時に「夢のようだ」と開発者たちが感じたことから、D型エンジンを搭載したバイクの名称を「ドリーム号」と名付けました。

    「ホンダドリーム」は現在もHONDAのユーザー向けWebサイトの名称として使用されています。
    まさに現在まで続くHONDAのバイクの原点と言えるでしょう。