カテゴリー: カスタム・メンテ

  • カスタムの基本マフラー交換

    マフラーを交換するときには、確認しておくべきことがある

    バイクのマフラーは、カスタムパーツに交換することがよくあります。
    しかし、いきなり交換作業をしようとしても、すぐに装着できないことがあります。
    前もって必要な工具や手順を確認しておきましょう。

    まずは必要な道具を用意しましょう。
    マフラーの交換には、今装着しているマフラーを取り外す必要がありますが、このときに工具が必要になります。
    バイクの種類や付属しているマフラーによって使うものが異なるため、必ずどの工具が必要なのかをチェックしておくようにしましょう。

    また、もう1つ用意しておくべきなのはレンチタイプのソケットです。
    特にスズキのバイクなどに乗っている場合、フランジを固定しているパーツとしてネジ式という固定の方式を採用している場合があります。
    そのため、レンチタイプのソケットを用意しておくとスムーズに交換をすることができます。
    もしわからなければ、バイクショップのスタッフに相談すると良いでしょう。

    マフラーを交換するときの手順を理解しておく

    ここからは、マフラーを交換するときの手順を解説します。
    まずは純正マフラーを取り外す必要があります。
    マフラーは非常に重いため、初心者は気をつけながら作業しましょう。

    特に取り外すときには、しっかりと手に持って支えながら外しましょう。
    この時スタンドがあればバイクを支えながら作業することができ、交換が行いやすくなります。
    さらに角度の確認や水平かどうかを見るのにも便利なため、購入しておきましょう。

    こうして純正マフラーを取り外したら、用意したカスタムパーツのマフラーを装着します。
    マフラーは本体だけでなく、取り付けに必要な各種パーツも用意されているはずです。
    説明書などを読み、必ずすべてのパーツが揃っているかどうかを確認しましょう。

    あとはマニュアルに沿って順番にパーツを取り付けていきます。
    このとき、パーツの向きにも注意する必要があります。
    逆向きに取り付けてしまうとすべてのパーツが上手く装着できないため、1つ1つのパーツの向きまで確認しましょう。

    また、最近のマフラーはパイプをつなぎ合わせるタイプになっていることも多いです。
    パイプがしっかりつなぎ合わせられているかどうかもチェックしながら進めましょう。
    交換作業の注意点は、ここまで紹介した通りです。

    エンジンをかける前にも確認が必要

    社外品のマフラーを取り付けたら、エンジンをかける前にも確認をしておくことがあります。
    1つは、マフラーの表面に付いている油分を取り除いておくことです。
    これを行う前にエンジンをかけてしまうと、熱でマフラーの表面にムラができてしまうことがあるため気をつけましょう。

    もう1つ、マフラーのエンド部分を塞いで見ることも効果的です。
    これによりマフラーの排気漏れがないかをチェックできます。

  • 自分でもできるヘッドライト交換

    バイクのヘッドライトは安全な走行のために大切

    夜にバイクで走ることが多いライダーにとって、ヘッドライトはとても大切なパーツです。
    ライトで前方明るく照らすことによって快適に走行することができますし、安全にもつながります。

    ヘッドライトはただ点灯していれば良いというわけではなく、明るさも重要です。
    ライトは経年によって少しずつ明るさが落ちてきますが、見えにくくなると夜に走行するときに視認性が悪くなってしまいます。

    また、ヘッドライトは安全性や視認性を向上させるだけでなく、バイクの雰囲気も大きく変える存在でもあります。
    古くなったヘッドライトを新しいものに交換するだけでも、かなり以前と違った雰囲気になるはずです。
    初心者のうちはヘッドライトにあまり気を使わないこともありますが、慣れているライダーは明るさや色までこだわってヘッドライトを選びます。
    そのため、ヘッドライトが経年劣化してきたと感じたら、積極的に変えるようにしましょう。

    ヘッドライトを交換する手順を理解する

    バイクのヘッドライトは古くなったら交換する必要がありますが、バイクショップで依頼する方法に加えて、自分で交換することもできます。
    手順としてはまず、新しいヘッドライトをバイクショップやホームセンターなどで購入します。
    最近はインターネットの通販でも購入することができます。

    次に、ヘッドライトのカバーを取り外します。
    取り外し方はバイクによって違いますが、説明書などに書かれているはずです。
    前もって確認して正しい手順で行うようにしましょう。

    カバーを外したらヘッドライトを手で外すことができるため、力を入れすぎないように注意して外しましょう。
    そして新しいヘッドライトを取り付けます。
    このとき、きちんと取り付けられているかを確認しておきましょう。

    取り付けが終わったら再びカバーを取り付けて、ヘッドライトの交換が完了です。
    このように比較的簡単に行うことができるため、初心者でも行いやすい作業です。

    ライトは電気系統のため、正しい配線を確認する必要あり

    ライトの交換手順は比較的簡単ですが、人によっては失敗してしまうことがあります。
    多くの人がやってしまいがちな失敗として、配線の接続間違いがあります。
    ヘッドライトはバイクの電気系統によって動作しており、配線をつなぐ必要があります。
    このとき、とりあえずつなげば良いというわけではなく、正しく接続しなければ点灯しません。

    交換が終わったら、必ずバイクのエンジンを作動させヘッドライトが正しくつくかどうかを確認しましょう。
    もしライトがつかないないようであれば、配線が間違っている可能性があります。
    二度手間にはなりますが、もう一度カバーを外しきちんと接続されているかどうかを再確認しましょう。

  • 今や必需品!スマホホルダー

    スマホホルダーはバイクの人気パーツ

    バイクには、さまざまなパーツをカスタムで取り付けることができます。
    その中でも特に人気なのは、スマホホルダーです。

    スマホホルダーとは、その名の通りスマホをバイクに固定するためのツールです。
    最近はスマホを使っていない人はほとんどいないと言われるくらい、多くの人に普及しているアイテムです。
    バイクに乗っているときにもスマホを使いたくなることがありますが、片手でスマホを使いながら走行するのはとても危険ですし、法律でも禁止されています。

    こうしたときに便利なのが、スマホホルダーです。
    ライダーが見やすい位置にスマホを固定することができますから、バイクでの移動時間やツーリングがより充実したものになります。
    スマホホルダーは比較的安価に購入することができるため、ぜひ購入して取り付けることをおすすめします。

    しかしスマホホルダーは、種類が非常に多いため選ぶときにどれにしようか迷うことがよくあります。
    これまで取り付けたことがないと、それぞれの商品にどのような違いがあるのかわからないことも多いです。
    そこでここでは、スマホホルダーの選び方とおすすめの商品を紹介します。

    スマホホルダーを選ぶときのポイント

    スマホホルダーを選ぶときに基準にしたいポイントは、大きく分けて3つあります。
    まず1つ目は、価格です。
    似た性能の商品なら、なるべく安い方を買った方が賢い買い物と言えます。
    そのため、もし似た商品が気になった場合は1番安いものを選ぶようといいでしょう。

    次に、取り付け方も大切なポイントです。
    ホルダーの取り付け方は、アーム型やポーチ型など商品によって違います。
    それぞれの取り付け方によって使い勝手も変わるため、自分の用途に応じた取り付け方を選ぶようにしましょう。
    商品のパッケージには取り付け方もイメージが書いてあるため、自分がバイクに乗っている状況をイメージすると良いでしょう。

    3つ目として、サイズの調節ができるかもポイントです。
    ホルダーによってはバイクの大きさに合わせてサイズが調整できるようになっており、より使い勝手が良い仕様になっていることがあります。
    こうしたホルダーはより使いやすいため、ぜひ考えてみてください。

    おすすめのスマホホルダーを紹介

    最後に、おすすめのスマホホルダーを紹介します。
    1つ目はニコマクのホルダーで、しっかりとした作りで使いやすく、初心者から熟練のライダーまでおすすめできるホルダーとなっています。

    もう一つのおすすめは、ウミネコのホルダーです。
    値段も手頃で使いやすく、こちらも幅広いライダーに向いています。
    もしホルダー選びに迷った場合、これらを参考に選んでみてください。
    自分に合ったホルダーを取り付けて、より快適なツーリングや移動を楽しんでください。

  • タイヤは日頃から点検しよう

    タイヤは定期的に良い状態かを確認するべき

    バイクのタイヤは、定期的に確認をすることが大切です。
    バイクで走ることになる道はさまざまで、ときには荒れた路面や砂利道を走るときなどもあると思います。
    こうしたとき、バイクのタイヤは少しずつダメージを受けています。

    摩擦によってすり減ってしまったり、道路に落ちている石などによってタイヤの表面に傷が付いてしまったりすることもあります。
    この状態をそのままにしておくと、タイヤがパンクしてしまったり走りにくくなってしまったり、トラブルの原因になってしまいます。
    そのため、目視で構わないため、ときどきバイクのタイヤをチェックしておくことを心がけましょう。

    チェックをこまめに行っておけば、タイヤに異常が発生したときにもすぐ気付くことができます。
    大きな事故を未然に防ぐことにつながるため、ぜひ行っておきましょう。

    タイヤの仕様を確認しておく

    初心者のライダーの場合、タイヤはどれも同じと考えていることがあります。
    しかしタイヤにはさまざまな仕様があり、それぞれの商品で性能が異なります。
    そのためタイヤの点検をするときにも、それぞれの仕様を踏まえてチェックしておく必要があります。

    バイクのタイヤの仕様を確認するには、タイヤを購入するときについている仕様書を見るのが一番手っ取り早い方法です。
    仕様書はその名の通り、タイヤに関する情報が記載されています。
    これを読んでおけば点検するときにも役立つため、きちんとチェックしておきましょう。

    また、タイヤを購入するときにスタッフにどのような仕様なのかを聞いておくのもおすすめです。
    スタッフはそれぞれの商品について詳しい知識を持っていますから、どのような点に気をつけて点検をするべきかについてもアドバイスをしてくれるでしょう。

    タイヤの空気圧も大切

    バイクで走行していると、少しずつタイヤの空気圧が減っていきます。
    タイヤには空気が入っており、走行とともに少しずつ中に入っている空気が漏れていきます。
    空気圧が減ってしまうと走行しにくくなってしまうため、定期的に空気圧を調整する必要があります。

    空気圧の調整は自宅で専用の機械を使って行うこともできますが、ガソリンスタンドなどで調整してもらうのも手軽で便利な方法です。
    ガソリンスタンドで給油するときに、空気圧の調整をお願いしますとスタッフに声をかけてみましょう。
    多くのガソリンスタンドの場合、無料で行ってもらうことができます。
    空気圧の調整はすぐに済むことが多く、3分もすれば終了するため急いでいるときでも依頼したい場合はしてみましょう。

    以上が、バイクのタイヤで注意しておきたい点です。
    事故を未然に防ぐためにも、しっかり気をつけておきましょう。

  • バイクのミラーを交換

    ミラーの選び方

    バイクは自家用車のように体が覆われておらず体をむき出しにして走るため、それぞれのパーツのちょっとした加減が走行に大きな影響を与えます。
    ツーリングなどの長距離走行をすることが多い人や通勤で毎日バイクを使用する人も、使い心地の悪いパーツを交換することによって快適に走ることができるでしょう。

    安全運転の上で欠かせないミラーも、バイクのモデルによっては使いにくいものがありますから、視野が今ひとつ、なんとなく見えにくい感じがするといったような時は迷わずに交換してしまいましょう。
    ミラーが小さい、あるいは幅が狭いタイプだと視野が狭まってしまうので、大きいものに交換するのがおすすめです。

    タバコの箱程度の大きさの細長いミラーが付いているバイクを時々見かけますが、走行時の振動でミラーが揺れたりすることを考えるとこのタイプのミラーでは安全走行をするのにかなり苦労します。
    基本的にはまん丸のミラーが見やすいので、できるだけこのタイプのミラーに交換するといいでしょう。

    ミラーは実際にバイク取り付けてみないと見え方が分からないことが多いので、できればネットショップではなくて実店舗のバイク屋で選ぶことをおすすめします。
    実店舗であればバイクに熟知した店員が的確なアドバイスをしてくれますし、そうすれば「安物買いの銭失い」にもなりません。

    ユニークなデザインのミラーもありますが、ほとんどが実用性と安全性の点では今ひとつです。
    なお、バイクのミラーはモデルによってネジの大きさが異なります。
    8mmのものと10mmのものがありますから、最初によく確認してから買うようにしましょう。

    ミラーの交換方法

    ミラーは逆ネジと正ネジがあります。
    逆ネジのアダプターに正ネジのミラーを取り付けることは出来ませんし、逆のケースも同様です。
    どうして逆ネジになっているかというと、衝撃を受けた時にネジが締まるのではなくて緩む方向になっていればミラーが折れるのを防ぐことができるからです。

    逆ネジや正ネジの概念がよく分からないという人は、自分でミラーを交換せずにバイク屋で交換してもらう方が安心です。
    バイク屋で交換してもらう時は、「ミラーは高めにつけてください」などといった要望をはっきりと伝えるようにしましょう。

    カスタマイズに慣れている人ならミラーの交換は簡単です。
    ミラーの付け根にあるキャップをずらしたら、スパナなどを使ってロックナットを緩めてミラーを外します。
    その後、新しいミラーを取り付けるだけです。

    締め付けトルクは24~39N・mが目安ですから、あまり強く締め付けないようにしましょう。
    ミラーを固定する段階では、バイクにまたがった状態で作業を行えば正しい位置に設置することができます。

  • グリップを好みにカスタム

    グリップの種類

    バイクファンにとって、バイクの楽しみは自由自在にカスタマイズできることにあります。
    カスタムといっても細部のパーツを好みのものに替える程度のことですが、それだけでも毎日バイクに乗るのが楽しくなるはずです。

    カスタムの中でも最も簡単なもののひとつが、グリップの交換です。
    グリップは手で直接握る部分ですから、自分の手に合っているかいないかでバイクの乗り心地が全然違ってきます。
    ですから、新しいバイクを買ったけれどグリップが細すぎてなんだか乗りにくいと感じた時は迷わずグリップをカスタマイズすることをおすすめします。

    逆に言えば、気に入ったバイクがあったけれどもグリップが手に合わないので買うのをやめるといった必要性もないわけです。
    グリップ以外は申し分なしのバイクを見つけたら、グリップはカスタムにしてしまえばいいので、迷わず買った方がいいと思います。

    グリップの種類はたくさんある

    普段何気なく乗っているバイクですが、グリップには実はたくさんの種類があります。
    オフロードに最適のグリップ、サーキットや峠越えに適したグリップなどがあり、それぞれに使い心地に特徴があります。
    バイクをどんなシーンで活用することが多いかによって、選ばなければならないグリップの種類は違ってきます。

    例えばツーリングに出かけるのが好きな人であれば、長距離乗っても疲れないタイプのグリップが必需品になります。
    自分の手の形によく馴染んで、しかも振動を吸収してくれるようなタイプのグリップを選べば長時間乗っていても疲労感が少なくなります。
    毎日通勤でバイクを使用するような人も、このタイプのグリップを選べば間違いありません。

    サーキットなどで本格的にバイクを楽しむ人なら、表面に細かい凹凸のあるグリップがおすすめです。
    凹凸が手のひらに密着するのでバイクの動きがわかりやすく、操作性が向上します。

    体に優しいグリップという点では、「オフロードグリップ」も人気があります。
    オフロードグリップは中にジェルが封入されており、多少の振動は吸収してくれるので、振動から手や腕を保護してくれます。
    オフロードグリップの多くは人差し指と中指の部分が少し盛り上がっているのですが、これだとグリップをかなり握りやすくなります。

    グリップを取り外す方法

    バイク屋ではグリップを交換するのに「エアーブローガン」というものを使用しますが、エアーブローガンを使うためにはコンプレッサーも必要なので、素人には手の出しにくい用具です。

    滅多にグリップを交換しない人は、グリップをカッターなどで切ってしまえば素早く取り外しをすることができます。
    マイナスドライバーを差し入れながら取り外す方法もあります。

  • タンクパッドを貼ってタンクを傷から守る

    タンクパッドとは?

    バイクというのは傷がつきやすいものですが、ちょっとした工夫をすることによってそれぞれのパーツの寿命を延ばすことができます。
    例えばタンクパッドというアイテムがありますが、これはタンクを傷から守るためのものです。

    タンクというのは場所的にも傷がつきやすいパーツのひとつです。
    ジャケットのファスナーやボタン、スナップ、あるいはベルトなどが擦れていつのまにか傷になっていることがあります。
    タンクに傷をつけるのを防止するためには、タンクパッドの使用がおすすめです。

    タンクパッドには様々なデザインがあり、手持ちのバイクと上手にコーディネートすれば傷を防止すると同時にバイクをドレスアップする効果も得られます。
    さらに、タンクパッドを貼ることによってタンクのホールド感をアップさせる効果も期待できます。

    タンクパッドの種類と価格帯

    タンクパッドにはいろいろなデザインと種類がありますから、好みに合わせて選ぶことができます。
    黒いギザギザのデザインが数多く見かけられますが、なんとなく好きではないという人にはクリアタイプがおすすめです。

    クリアタイプなら透明なので貼っても目立ちません。
    バイク本来の雰囲気とデザインを変えたくない人にはおすすめのタイプです。
    クリアタイプのタンクパッドは自分でイラストを書くこともできるので、かわいくカスタマイズしたいのであればアニメのキャラクターなどを描いてみるのもいいかもしれません。

    タンクパッドをこまめに探していくと、水着やトカゲの形状をしたものも見つかります。
    いずれにしてもそれほど高価なものではないので、試しに買ってみるのも悪くないでしょう。
    タンクパッドの値段は安いもので500円、高いものでも3000円程度です。

    あまり安いものは剥がれやすかったりするので、2000円前後のものを選んでおけば間違いがないかもしれません。

    タンクパッドの貼り方と剥がし方

    タンクパッドを貼る際には、まず最初にタンクのホコリや汚れをすっかりきれいにします。
    表面に油分があるときれいに貼れないので、シリコンオフなどを使って油分はしっかりと除去しておきます。

    タンクパッドはけっこう大きいので、貼る時に曲がってしまうことが多いものです。
    焦らずに時間をかけて、よく狙いを定めてから貼るようにしましょう。

    タンクパッドは粘着力に優れているので、剥がそうと思ってもなかなか剥がれません。
    今貼ってあるタンクパッドのデザインに飽きてきた、新しいものに貼り替えたいという場合にはドライヤーなどで根気よく剥がす必要があります。

    ドライヤーをあてることによってタンクパッドが柔らかくなったら、端の方から少しずつ剥がしていくようにします。
    タンクに付着したままの糊は、パーツクリーナーなどを使って取り除きます。

  • 気をつけたいメンテナンスのNG集

    説明書を読まない

    バイク好きにとっては、バイクに乗っている時と同じぐらい幸せなのがメンテナンスをしている時間です。
    バイクはこまめにメンテナンスにしていればいつでも快適なライディングができますし、工場に修理に出す必要性も少なくなります。
    ひいてはバイクの寿命を延ばすことにもなります。

    ですから、週に一度や2週間に一度など、定期的にメンテナンスを行うことをおすすめします。
    メンテナンスを行う際に気をつけたいのは、「説明書をよく読む」ということです。
    「そんなことは読まなくてもわかっている」と過信してもいいことはありません。

    バイクはメーカーやモデルによって作りが違いますから、前に持っていたバイクと同じようにメンテナンスをしていてもうまく効果が上がらないことがあります。
    特にバイク初心者の場合、取扱説明書を最初に熟読しておくのがおすすめです。
    説明書にはバイクの点検項目やパーツリストが掲載されており、非常に役に立ちます。

    バイクを購入したら、説明書はいつでも見れる場所にきちんと保管しておきましょう。

    工具のサイズが合っていない

    メンテナンスをする時には、各箇所のサイズに合った工具を使用することも大切なポイントです。
    バイクのパーツはほとんどがネジで止められていますが、ネジを締めたり緩めたりする際にはジャストサイズの工具を使わなければなりません。

    サイズの合わない工具を無理して使っているとネジ山がつぶれてしまいうまく締められなくなります。
    バイクに使われているネジのネジ山には0番から3番までのサイズがありますから、各サイズのドライバーは用意しておく必要があります。
    ネジ山のサイズがはっきり分からない時は、大きいドライバーから順に試していくようにします。

    ネジ山より小さいドライバーを使うと、ネジ山をつぶしてしまう危険性が高くなります。

    アクセサリーをつけたままメンテナンスを行う

    バイクのメンテナンスを行う際には、身につけているアクセサリーは必ず外すようにしましょう。
    時計やブレスレット、指輪などをしたままメンテナンスを行うと、バイクを傷つけてしまうことがあります。

    特に、塗装されたパーツはアクセサリーの金属によって傷がつくことが多いので気をつけたいものです。

    ウォレットチェーンをしている人も要注意です。
    ネジを外す作業に熱中していて、知らない間にウォレットチェーンがバイクに当たって細かい傷がついてしまうことがあります。

    また、メンテナンスをする場所にも気をつけましょう。
    すぐそばに排水溝があるところなどでメンテナンスをしていると、外したネジが排水溝に落ちてしまい、大切なパーツの取り付けが不可能になることがあります。
    集合住宅に住んでいて場所がないからといって、公共のスペースを占領するのもNGです。

  • バイクチェーンのお手入れ方法

    バイクチェーンのお手入れ方法

    動力を伝える重要なパーツであるチェーン

    チェーンはエンジンで発生した動力を後輪に伝える重要なパーツです。
    自転車にも同様の部品がありますが、チェーンが外れてしまうと走行が不可能になってしまい、場合によっては危険な事故にもつながってしまいます。

    かなり丈夫に作られているので切れるということはそうそう多くありませんが、サビやズレがあると本来の性能が発揮できなくなってしまいますので、異常がないかを日々の点検で確認するようにしましょう。

    まずチェーンのチェック項目としては、ゆるみやたるみが起こっていないかということがあります。

    チェーンは正常時でもぎゅうぎゅうに締め付けるのではなく、少し遊びがつけられているものです。
    遊びがあることで動作の衝撃を和らげ操作性を高めてくれる役目があるのですが、逆に遊びが大きすぎるとチェーンのズレの原因になってしまいます。

    完全に止まっていることを確認してからチェーンを軽く上下に動かしてみると、ゆるみの程度を確認することが可能です。

    遊びはオンロードバイクなら2~3cm程度、オフロードバイクなら3~4cmくらいが適正です。

    走行しているときにシフトチェンジのときの衝撃が大きく感じられた時には、チェーンの緩みが発生している可能性がありますので、違和感があったら直接見てみることをおすすめします。

    チェーンの張り具合に問題を感じたら、アクスルシャフト用レンチを使ってアジャストナットを回します。

    アクスルシャフトを先に緩めておかないとアジャストナットを回すことができないので、順序を守ってそれぞれ部品を回転させていきましょう。

    なおアクスルシャフトはボルトが浮くほど緩める必要はなく、少し緩めるくらいでも十分アジャストナットを開けます。

    チェーンを清掃するべきか迷ったら

    洗車をするときには汚れたチェーンも一緒に清掃しようかと思うところですが、ボディと同じように洗剤を使うのはNGとなります。

    というのもチェーンは金属部分が摩擦することから全体に油がさしてあり、洗剤を洗い流してしまうと潤滑が全くない状態になってしまうからです。

    洗う場合はウェスで汚れを拭き取るようにするとともに、水に濡らしていないナイロンブラシで軽くこすりましょう。

    サビが発生しているときはオイル不足が考えられますので、専用の真鍮ブラシでサビ部分をこそぎ落とすとともに、バイクチェーン用オイルを軽く差して全体に行き渡らせます。

    この時チェーン全体に吹き付けてしまうとオイルが過剰になり、下に漏れてきてしまうので、一箇所につけたらタイヤを回転させて全体に行き渡らせてください。

    作業中にエンジンがかかってしまうと指の巻き込みなど重大事故の原因になるので、必ず完全にエンジンを切っておきましょう。